これまでの活動

学内での活動

1980年代のMacに触れる(2025年)

公立はこだて未来大学・情報ライブラリーで所蔵する1980年代のMac 2台の動態保存プロジェクトの一環で、川嶋特命教授、岡本特命教授によって2023年に撮影された記録画像および映像を学内向けにお披露目する展覧会・イベントの企画に協力しました。記念イベントとして、実際にMacを起動してみるとともに、当時実際にMacを利用していた岡本特命教授と島影准教授との対談の会を企画しました。本プログラムは、情報ライブラリーおよび中小路教授、島影准教授とともに実施しました。

未来大の「未知」を探そう!(2025年)

開学25周年を迎える公立はこだて未来大学の「Open Space, Open Mind」のコンセプトを体現した特徴的な建築(設計:山本理顕設計工場)を探検し、25年の間に建物に残された記憶を地域の方と大学関係者とともに写真撮影することで、大学と地域の関わりについて考えるワークショップを開催しました。本プログラムは同大学の島影准教授とともに実施しました。

函館の「裏」を歩いてみる(2024年)

日本デザイン学会第一支部(東北・北海道地区)第15回大会にて、ワークショップ「函館の『裏』を歩いてみる」をデザインしファシリテーションしました。フィールドとなった道立道南四季の杜公園は未来大の裏手にあり、函館山の反対側にあたります。学会参加者は四季の杜公園を歩いて心が動いた場面を写真に撮り、どんな風に感じたかを「写真日記」という手法を使って表現しました。本ワークショップは同大学の安井教授、坂井田准教授、元木准教授、島影准教授とともに実施しました。

学外での活動

リディラバ 青森を舞台にした地域課題解決型事業探索プログラム(2025年)

リディラバが青森県からの委託を受けて主催する地域課題解決型事業探索プログラムに参加しました。関東や青森からの参加者とともに青森の一次産業(農業・畜産業・水産業)の従事者へのヒアリングを行い、複数回のワークショップを経て産業構造とボトルネックを整理し、青森県の地域課題解決に資するための事業アイデアを提案しました。

福島☆復興グランプリ/遊ぶ広報・小高(2024年〜2025年)

経済産業省が主催する福島☆復興グランプリ2024(NORTH:クラフト・アート)に参加し、飯舘村・浪江町・富岡町・南相馬市小高区をフィールドワークしました。参加したグループで提案した事業アイデア「武士道ゴルフ」(武士=紳士と考え、武士の格好をして紳士のスポーツ・ゴルフをたしなむ)はグランプリ(PwC賞)を受賞しました。その後、「遊ぶ広報・小高」プログラムに複数回参加して小高を再訪し、地域交流と情報発信を行いました。

しずおかマイクロアートワーケーション(2024年)

アーツカウンシルしずおかが主催する「しずおかマイクロアートワーケーション」に旅人として参加しました。沼津・三島・清水町に一週間滞在し、地域の博物館・図書館でリサーチを行うとともに、地域の方とアーティストをつなぐ交流会・ワークショップを企画しました。滞在記録は、しずおかマイクロアートワーケーションnoteにまとめています。

#MAW平野智紀

リディラバ 体験格差解消プロジェクト(2022〜2023年)

リディラバが事務局を務める「体験格差解消プロジェクト」で、不登校や経済的な理由から体験活動への参加が制限されてきた東京近郊の中高生を「大地の芸術祭」に招待するツアーに協力しました。具体的には、プログラム中の対話型鑑賞ワークショップの実施およびツアー全体の評価設計を担当しました。

子どもたちに「当たり前のようで、当たり前ではない体験」を 体験格差解消プロジェクト ツアーレポート

フォーラム「対話型鑑賞のこれまでとこれから」(2022年)

美術館教育、学校教育、医療・科学、ビジネスなどさまざまな応用がなされるようになってきた対話型鑑賞のこれまでとこれからについて、一同に会して考えるフォーラムが京都芸術大学主催で開催されました。同フォーラムに企画委員として関わるとともに、「ビジネスパーソンと対話型鑑賞」および「対話型鑑賞の今後」にモデレーターとして登壇しました。本フォーラムの成果は書籍『対話型鑑賞のこれまでとこれから』にまとめられています。

大地の芸術祭 対話型鑑賞プログラム(2021年)

新潟県・越後妻有地域で開催されている「大地の芸術祭」でガイドツアーを担当するスタッフやボランティア20名程度に対して、対話型鑑賞のファシリテーションを実践する研修を行いました。本プログラムは京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センターの春日美由紀氏とともに、対面・オンラインを組み合わせて3ヶ月間にわたって実施しました。

あいちトリエンナーレ2019 ボランティア育成特別講師(2019年)

あいちトリエンナーレ2019「情の時代」にてボランティア育成特別講師を拝命し、対話型鑑賞の視点からボランティアのトレーニングの設計と実施を担当しました。ボランティアのうち希望者全員が受講できる選択研修(4月~6月、参加者300~400名)、そして選抜されたガイドボランティア向けの専門研修(7月、参加者70名)を実施しました。

ボランティア選択研修(6月度)レポート
ボランティア選択研修(5月度)レポート
ボランティア選択研修(4月度)レポート
ボランティア全体研修(第1回)レポート

六本木アートナイトをもっと楽しむガイドツアー(2015〜2018年)

「六本木アートナイト」公式プログラムとして、アートの対話型鑑賞と六本木の街歩きを組み合わせたガイドツアー「六本木アートナイトをもっと楽しむガイドツアー」を2015年から2018年にかけて毎年実施しました。ボランティア自身がアートナイトを学び、ツアーを企画できるようなトレーニングを担当しました。(参加者毎年30名程度)。本プログラムはラーニングキュレーターの会田大也氏とともに実施しました。

六本木に78万人!?現代アート 熱気と裏側(フジテレビnonfix 2015年5月28日)

ONE DAY TURN PARTY(2015年)

日本財団アール・ブリュット合同企画展・TURN(陸から海へ/ひとがはじめからもっている力)が全国各地を巡回してきたファイナルの東京展において、美術鑑賞ワークショップを担当しました。付せんと模造紙を使いながら展示会場内で「TURN」として考えられるものを探して発見を共有することで、個別の展示をもとに全体テーマである「TURN」に思いを馳せることを目指しました。

TURN展 第3回東京フォーラム「ONE DAY TURN PARTY」

関西アートビート ミュゼオバトル(2014年)

アート情報サイト「関西アートビート」の再始動記念イベントを、国立国際美術館および兵庫県立美術館にて実施しました。本を紹介し合うワークショップ「ビブリオバトル」を参考に、対話型鑑賞の要素を活用したワークショップを企画しました。展覧会を一人で見たあと、グループに分かれて各々が一番気になった作品についてプレゼンし合い、最も「それ、もう一回ホンモノを見たい!」と思わせるプレゼンをした人が勝ち、というゲームを「ミュゼオバトル」と名付け、実施しました。

「ミュゼオバトル」in フルーツ・オブ・パッション展(2014年1月)
「ミュゼオバトル」in アンドレアス・グルスキー展(2014年1月)

何が見える?ロボットと一緒にアートをみよう!(2012〜2013年)

東京大学・人ロボット共生学プロジェクトと京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センターと連携し、子どものアート鑑賞にロボットが介在するワークショップ(ロボットの発話は京都造形芸術大学生が担当)を開発しました。本ワークショップは慶應義塾大学で行われたワークショップコレクションに2年連続で出展されました。

東京アートビート ミューぽん対話型鑑賞(2011年)

アート情報サイト「東京アートビート」が美術館クーポンアプリ「ミューぽん」をリリースした記念として、アプリユーザー向けに、SNSを活用した対話型鑑賞イベントを、東京のワタリウム美術館・原美術館・東京都現代美術館で開催しました。

ミューぽん対話型鑑賞 in 東京都現代美術館(2011年11月)
ミューぽん対話型鑑賞 in 原美術館(2011年6月)
ミューぽん対話型鑑賞 in ワタリウム美術館(2011年5月)