2016年は○○な年に?


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2015年前半は、前の年までにやってきた個人研究の成果が出始めた期間でした。京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センターのメンバーと翻訳に携わったフィリップ・ヤノウィン『学力をのばす美術鑑賞』が刊行されたり、美術科教育学会に論文が採録されたりしました。2015年後半は、仕事で取り組んできた学力調査に関する成果をオープンにすることができました。学力調査を利用した協調問題解決について教育心理学会の自主シンポジウムに登壇させていただいたり、夏と秋に山梨県で行った教育関係者向け学力調査分析ワークショップについて教育工学会研究会で発表したりすることができました。

実践的には、六本木アートナイトをもっと楽しむガイドツアー(3月~4月)、インテリジェンスグループ対話型鑑賞研修(5月~7月)、アールブリュット美術館合同企画展ワークショップ(11月)等、新しい挑戦の機会をいただきました。

2015年の年始に掲げた目標として「新しい学力や21世紀型スキルと対話型鑑賞法を接続する」ということがありました。これは僕にとって、仕事で行ってきた学力に関する実践研究と美術鑑賞に関する個人研究とを結ぶということでもあります。この成果は、翻訳書籍に「学力をのばす」というキーワードが明確に入ったり、学力調査分析ワークショップに対話型鑑賞法や知識構成型ジグソー法を援用したりといったところに表れていると思います。いよいよ、どこまでが仕事でどこからが仕事でないかわかりづらくなってきました(笑)

アクティブラーニングの導入や大学入試改革など、新しい学力とその評価に関する社会的要請も盛り上がりつつあります。2016年はこれをさらに押し進め、ワンワードで言うと「ワークライフ・インテグレーションの年に!」(ワークライフ・バランスでなく)といったところでしょうか。ワークなのかライフなのかという区別にこだわらず、今の自分にしかできないことを公私混同で、と思っています。

写真は、地元・静岡県磐田市のゆるキャラ「しっぺい」のもとになった見付天神の悉平太郎像です。本年もよろしくお願いいたします。

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