キッザニア東京に行ってきた!

先日、東京大学中原淳研究室のみなさんにくっついて、キッザニア東京に行ってきた。キッザニアとは、一言で言うと、子どもが主役の職業体験型テーマパークである。ミュージアムと学びの研究をしている一人として一度は行っておきたいところだが、あいにく僕には子どもがいないので…と思っていたら、プレス見学会があるということで、それに乗っからせていただいた。

キッザニアという「国」に旅行するということで、チケットは飛行機の搭乗券のようになっている。入場は時間予約制で、料金は、子どもは2900円〜(曜日や時間、年齢によって異なる)、大人は1900円ということである。

街はトワイライトな感じ。異世界に来た感覚を楽しめるようにということと、子どもはあまり夜遊びすることができないので、やや暗めにしているということである。3歳〜15歳の子どもに合わせて、建物のサイズは本物の3分の2の大きさに作られている。

たとえば、アメリカンホームダイレクトの提供するアクティビティでは、消防士の仕事が体験できる。消防隊のユニフォームを着て消防車で出動し、実際にホースで水をかけて、火事になった家の火を消すことができる。小さくてひとりではできない子どもには、スーパーバイザーがサポートしてくれる。

ちなみに、キッザニアに遊びに来ているとツイートしたら、「子連れアート鑑賞日記」のSeinaさんから「あんなの絶対嫌!」というコメントをいただいた。もちろん好き嫌いはあるだろうが、「キッザニアのどの辺が嫌なんですか」と伺ったところ、

親が「大金を払って待っていなくてはいけない」ところ。あとは、「こんなん自分で体験しに行けばいいじゃん!」っていう気持ちはありますね。料理はこども料理教室に行けばいいし写真やポスター作りだったら自分でPC作ればいいし消防車に乗りたいなら出初め式に行けばいいと思うのよ私は。

「真正な経験」は、キッザニアの外にある。キッザニアはとてもよくできたラーニングスペースだけど、意識が高い親は、子どもをキッザニアには行かせずに、自分で別のラーニングデザインをするのかもしれない。

キッザニアは、学習コンテンツやテーマパーク的な空間演出などがそこまで新しいとは思わなかった。この点については、チルドレンズミュージアムやディズニーランドという先例がすでにある。キッザニアのおもしろさは、関わった企業や来場した保護者や子どもがWin-Win-Winになる仕組みづくりだと思う。キッザニアではスポンサーの企業名がしっかりと前に出ている。保護者や子どもたちが、キッザニアで体験した職業について、それを提供していた企業にも親近感を感じるようになるのは自然な流れのように思う。この辺の仕組みづくりの妙は、チルドレンズミュージアムやディズニーランドよりも、ワークショップコレクションに似ていると思った。何事も、仕組みを作ってしまうと強い。

僕らは、キッザニアのラーニングデザインを超えられるだろうか。